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9月は保険料的に重要な月!?        ~算定基礎の反映~

   

みなさんこんにちは!株式会社Aimペイロールエージェンシーです!

 

今回は9月ということもあり給与計算における算定基礎の反映について解説を行います。

 

それでは行ってみましょう!

 

 

【目次】

  1. ◆本日の解説事項
  2. ◆要点
  3. ◆まとめ

◆本日の解説事項

算定基礎結果の反映とは?

算定基礎結果の反映とは、毎年実施される「算定基礎届」の結果をもとに、従業員の社会保険料や標準報酬月額を見直し、翌年の保険料に反映させる手続きのことを指します。算定基礎届は、4月から6月の3ヶ月間の給与実績をもとに作成され、その結果に基づいて健康保険や厚生年金保険の保険料が再計算されます。この手続きにより、各従業員に適切な社会保険料が適用されます。

 

算定基礎届の重要性

算定基礎届は、社会保険料の基準となる標準報酬月額を決定するために非常に重要な役割を果たします。この報酬月額は、従業員が受け取る給与の平均額に基づいて計算され、これが適切に反映されることで、従業員が正確な保険料を支払い、将来の年金額や保険給付に影響を及ぼします。

 

◆要点

  1. 算定基礎届の提出と反映のプロセス

    • 毎年7月に、従業員の4月から6月の給与を基に算定基礎届を作成し、提出します。この提出されたデータをもとに、標準報酬月額が見直され、9月から翌年8月までの社会保険料が再計算されます。
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  2. 社会保険料への影響

    • 算定基礎届によって決定された標準報酬月額は、健康保険料や厚生年金保険料の計算基準となります。正確に反映されることで、従業員は適切な社会保険料を負担することができ、逆に誤った反映があると、過剰または不足の支払いが発生する可能性があります。
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  3. 従業員への通知と説明

    • 算定基礎結果が反映され、保険料が変更される場合、従業員に対してその内容を適切に通知し、説明することが重要です。従業員が自分の給与明細を正しく理解し、保険料の変動に納得できるようサポートすることが必要です。
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  4. 保険料変更時の注意 
    •  通常保険料の控除は前月分に対して行うため、算定基礎時の保険料の反映は10月支給の給与からとなります。月ずれが起こらないよう気を付けましょう。
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      • ◆まとめ

        算定基礎結果の反映は、社会保険料の正確な計算と適用を確保するために不可欠な手続きです。毎年の算定基礎届の提出とそれに基づく標準報酬月額の見直しを通じて、従業員が適切な保険料を負担し、将来の年金や保険給付を安定的に受けられるようになります。この手続きを正確に行い、従業員に対する適切な情報提供とサポートを行うことが、会社の信頼性と従業員の満足度を高める重要なポイントとなります。

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