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意外と注意が必要!? ~賞与計算における注意点~

   

 

株式会社Aimペイロールエージェンシーです!

 

今回は賞与計算の注意点について解説していきます。

 

【目次】

  1. ◆本日の解説事項
  2. ◆要点
  3. ◆まとめ

◆本日の解説事項

賞与計算における注意点

賞与(ボーナス)は、従業員からすると大変嬉しいものですが、その計算にはいくつかの注意点があります。特に、社会保険料の取り扱いについては慎重に行う必要があります。賞与計算の際に正確な手続きを行わないと、従業員の将来の年金に関して影響が出る可能性があります。

社会保険料の計算方法

賞与には、通常の給与と同様に社会保険料が適用されます。社会保険料には、健康保険、厚生年金保険、介護保険(40歳以上の従業員対象)などが含まれます。これらは、賞与額に応じて一定の割合で計算され、控除されます。

賞与に対する社会保険料は、通常の給与とは異なる計算基準があります。例えば、賞与にかかる厚生年金保険料は、1回あたりの賞与額が150万円を上限として計算されます。これを超える部分については、保険料の対象外となります。

税金との違い

社会保険料と税金は異なるものであり、賞与に対する計算方法も異なります。賞与にかかる所得税は、給与所得の課税標準額に基づいて計算され、年末調整や確定申告で精算されます。このため、賞与支給時の所得税控除額は、年間の収入状況や扶養家族の数などにより異なります。

 

◆要点

  1. 社会保険料の計算に注意

    • 賞与には健康保険や厚生年金保険などの社会保険料が適用されます。これらは給与とは別の基準で計算されるため、賞与の金額に応じた適切な計算が必要です。
    • 特に、厚生年金保険料は賞与額が150万円を超えると、その超過分には保険料がかかりません。
    • 保険料改定月に賞与を支給する際は新しい料率で計算する必要があるため、きちんと確認する必要があります。
  2. 税金の控除も考慮する

    • 賞与に対する所得税の控除は、年間の収入や扶養状況により異なるため、支給時に適切な金額が控除されるよう計算することが重要です。

◆まとめ

賞与計算においては、社会保険料の取り扱いに特に注意が必要です。健康保険や厚生年金保険などの社会保険料は、賞与額に応じて計算され、適切に控除される必要があります。以上の注意点を踏まえることで、従業員に適正な賞与支給が行えるようになります。

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